今回は２名のedge出身の社会起業家をお招きし、前回同様どのようなきっかけで起業をされたのか、edgeとの関わりなどを本音で語っていただきました。
まずは、NPO法人HELLO life(https://hellolife.jp/)の代表・塩山さん
小学３年生の頃から不登校となり、日本の学校教育に疑問を感じながら過ごしていた頃、NPO法人の存在を知り、衝撃を受けたそうです。「株式でもなく、行政でもない、新しい組織になるんじゃないか。」そう考え、不登校問題や新しい市場形成をしていくようなNPO法人の設立を決心されたそうです。
「edgeに出たのは23歳の頃でした。最初の提出資料は支離滅裂で、正直なにを書いているのかわからなかったと思います。笑
一次選考のときも、メンターにとにかく想いをぶつけて。けど、なにを言っているのかよくわからないと言われました。でも結果、想いを買ってもらい２次選考の合宿にはギリギリ参加できました。」
ただ、この合宿がなかなか辛いものだったそうです。
「合宿では、とにかくダメだしをされました。話す言葉が全く伝わらなくて、『一旦10年くらい就職して修行したら？』とも言われました。でも、そんなに待ってもいられなくて、アドバイスを押し切ってすぐに法人を設立しました。笑
その後、他のビジネスプランコンペを総嘗めしてメディアに露出することが増えて、edgeでメンターだった方から連絡をいただいたり、お金のない初めの頃は出資もいただきました。」
こうして、まだちゃんと言語化もできていない想いをぶつけてプランを深めていき、そこで新たな仲間を見つけたり、行動をしてみることで、地に足がついたプランをつくります。また、その後関係が続いていくことも特徴なんですね。
続いて、ファザーリングジャパン関西(http://fjkansai.jp/)の代表 篠田さん。
「実は、大阪府庁を辞めてNPOに就こうと決心したのは、ハローライフさんの活動がきっかけなんです。」
このはじめの言葉に、塩山さんも驚かれていました。
「２人目の子どもが生まれた頃、子どもに何の仕事をしているのかを伝えられず、このまま人生を歩んでいくことに危機感を感じていました。もっと世の中を変えていくような仕事をしたいと思い、NPOの勉強をしていたのですが、どこも行政の下請けをやっているようなところばかりで。
そんなときに、ハローライフさんが行っている事業の１つ『レイブル(https://co.hellolife.jp/projects/osaka1gan/)』のポスターを見て、行政としっかりタッグを組んで事業を行っている法人があるんだと衝撃を受けました。
で、自分もやろうと思い切って行政職員を辞めたんです。」
そんな篠田さんがedgeに出場したのは、法人設立３年目の年。関西の団体と繋がりをつくりたいと思ったことがきっかけだったそうです。
「ただ、当時自分は35歳。広報には『若手起業家』と書いてあったので、自分の年齢的に大丈夫か、法人格を持っていても問題ないのか、問合せをしました。」
そう。edgeは「若手起業家」と謳っていますが、気持ちが若ければ大丈夫なんです！かつ、既に法人格を持っていても大丈夫。これまでも、『新規事業立ち上げのためのブラッシュアップをしたい』『若手職員の育成のために』『より収益をあげるための方法を模索したい』といった理由で参加される方もいらっしゃいます。
「そういえば先日、息子が僕の知人に『お父さんは世の中の笑顔をつくる仕事をしているんだよ』と言ってくれました。それが、何よりも嬉しかったですね。」
お２人とも、初めは「こうしたい！」という想いからのスタートですが、いろいろな仲間に出逢い、試行錯誤しながらも継続することで大きな感動が味わえたのかもしれません。
これは起業家に限らず、いろいろな挑戦をする人も同じかもしれません。
とてもあついトークの後の懇親会は、ハローライフ1階をお借りして開催。普通の声のトーンでは声がかき消されるほどの会となりました。
必ずしも「起業をしたい」という方だけでなく、「こういう社会の実現をしたい」と模索する方も出場可能です。エントリー〆切も近づいて参りましたので、出場を考えておられる方はぜひエントリーシートをダウンロードのうえご提出下さい。
＼エントリー〆切は7月12日！／
https://www.edgeweb.jp/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%9A%E6%A6%82%E8%A6%81-1/
＼迷われている方は7月7日の説明会へ／