「井の中の蛙、大海を知らず」─ とあるプレイヤーが語る、挑戦の裏側。
今回、とあるedgeプレイヤーが訪れたのは、
大阪で発達障害の子どもたちの支援を行う NPO法人み・らいず。
(み・らいずとは、地域の放課後等デイサービスや、若者への育成支援に取り組む団体です。)
今回は、edge事務局の植村が、現場を見学したあとのプレイヤーの方に、挑戦にこめた想いやプランの変化についてお話を伺いました!

▲プレイヤーと植村
■ プランの原点は、子どもたちの将来の不安から
まず、今進めているプランがどこから生まれたのかを尋ねました。
今、私の事業所に通っている放デイの子たちが、
卒業したあとどうなるんだろう?
課題や不安を抱えながら大人になるんじゃないか…という不安がありました。
精神面のしんどさから就職や進学につまずき、家庭や職場で困難を抱える姿が想像できてしまう。
だからこそ、就職後のキャリアを支えるコンサルタント機能が必要だと感じ、今のプランの構想につながったそうです。
■ 合宿前、自分の考えが「ぐちゃぐちゃ」に崩れた
合宿やメンタリングを経て、プランはどのように変わったんですか?
教員経験があったので、
“キャリアコンサルタントをする”という手段から考えていました。
つまり、ずっと “How” から入っていたんです。
公務員経験からも「方法論」から組み立てる癖がついていたそうです。
しかし、メンタリングでは何度も “自分の想い” を問われる時間が続きます。
メンターの方に「あなたの解決したい社会課題は?」と問われて……
え?いま提示している社会課題は間違っていないはずなのに?
edgeは何を求めてるの? と大混乱でした。
「合宿に行けない」と思うほど追い込まれた時期もあったとのこと。
けれど、メンタリング、合宿の時間を経て、考えは変化されていきました。
手段から課題を作っていた自分に気づきました。
本当は “Why(なぜ・何を変えたいのか)” から始める必要があった。
合宿でそれがストンと腑に落ちたんです。
この「逆転」が、合宿ならではの大きな転換点になっていました。
■ ひとりでは絶対に気づけなかった
合宿の後から、行政、学校、教え子、現場─さまざまな場所へヒアリングに足を運ばれていますが?
合宿前の自分なら、きっと動けていません。
手法にこりかたまって、自分の考えにしがみついていたと思います。
メンターとともに組み立てることで、「動くための視点」が手に入ったようです。
メンターさんがいると、尻に火がつくんですよね(笑)
人って、誰かが絡んでくれないと本気で動けないなと思いました。
かつてのプレイヤー経験者のかたも
「メンタリングで半年間でプランが動いた」話されていました。
■ 見学で気づいた「自分の事業の穴」
今回の、み・らいずへの事業所見学もその延長線上にありますね。
河内さん(メンター・法人代表)に『行ったほうがいい』と言われて、
メンタリングで考えが腑に落ちていたので、すぐ行こうと思えました。
そして実際に見学してみていかがでしたか?
今日だけでも、自分の事業の穴がいっぱい見えました。
edge に出なかったら、外に出て人に会うなんてしなかった。
井の中の蛙大海を知らず、でしたね。
これ、ブログのタイトルにしていいですよ(笑)
記事のタイトル、悩むんです。使わせて頂きました(笑)

■ edgeを通して、どんな自分に?
最後に、今後について尋ねました。
福祉は仕組みがある世界だから、
自分には 0→1 を作る発想はないと思っていたんです。
でも今は、福祉サービスの外側に挑戦しようとしている。
0 から 1 を作る苦しみと楽しさ、
それを味わえるのが起業なんだなと感じています。
そして、
自分で考えたものが形になる──
今はそれに “期待感しかない” です。
ぜひ具現化したいと思っています。
“苦しいだろうけど楽しみ”という空気がすごくあって、その感じがまさに挑戦らしいなと思いました!
お話しくださり、本当にありがとうございました。
これからがますます楽しみです!

