メンター紹介|NPO法人ここ理事長 三科元明
「edgeって、どんな人がいるの?」「みんなどんな思いで参加しているの?」
そんな疑問や不安をお持ちのあなたへ。
プレイヤーとして、メンターとしてedgeに参加した皆さんの声を集めました。
読んだ後には、きっと勇気が湧いてくることでしょう。
今回は、過去にedgeにプレイヤーとして参加し、現在はメンターを務める三科元明さんを紹介します
現在の活動
NPO 法人ここ理事長
大学生の時にミュージシャンを目指し路上ライブをしていたことが きっかけで様々な背景を持つ子どもたちと出逢う。夜回り活動や訪問支援をした後、200 8年に吹田市で不登校の子どもたちの学校外の学びの場「フリースクールここ」を運営する NPO 法人ここを設立。一児の父。

edge に参加されて、現在までの変化
僕たちが出場をした 2016 年は、学生のボランティアサークルのようなノリだったところか ら、ちゃんとスタッフが生計を立てて仕事として活動を続けることができる組織になるために試行錯誤を始めた時でした。
その時に当時 edge の委員長だった NPO 法人あっとすくーるの渡さんにお逢いし相談をし たところ、edge を薦めていただき出場をしました。出場当時は 5 名ほどの不登校の子どもが1つの校舎に在籍をしていましたが、現在は3つ の校舎に60名ほどの生徒が登校しています。今思い返しても、edge に出場したことはとても大きな分岐点だったと感じます。

三科さんが思う edge に出場することの意味とは?
僕たちはスタッフ3人で出場をしたのですが、そのことで気付けたことや変化をしたこと が大きかったと思います。「お互いそんなことを思ってたのか…」と本音に気付けたり、意見をぶつけ合ったり支え合ったりと、チームとして初めて動き出せたと感じたのが edgeでした。 当時の僕たちと同じように、出場を考えておられて既に仲間がいる方は一緒にエントリー することをお勧めします。
edgeは単純にビジネスコンペというものではなく、経営者としてもチームとしても一度鏡 を見て我が身を振り返り、新しい自分や組織を誕生させることができると感じています。そこに伴走するのが、メンターと呼ばれる先輩社会起業家の皆さんです。edge に出場して からもずっと前を進み続けてくださるので、経営者としてはとても心強く、スタッフにとっ てもよき相談相手になって下さっています。「コンペで勝つ!」と意気込んでいる方はもちろん、「行き詰っているからこのメンターに話しを聞いてほしい!」と思い出場することも僕は全然ありだと思います。

edge を参加検討されている方に向けてメッセージ
僕も参加する時は何も知らず偏見の塊で「なんか(ゴリゴリの経営の)(偉そうな)人に 会うのイヤやなー」と決して乗り気ではなかったので、参加したいとしたくないの狭間にい る方の気持ちはわかるかもしれません(笑)。
出場してからは、NPO の edge 仲間に色んなところで再会をし、一緒に事業をしたり、「最 近どう?」みたいな話しをすることも多くなりました。僕自身コンペでは結果は全く残せま せんでしたが、引き続きメンターの皆さんにお世話になりながら会社は少しずつ大きくな り、今でもスタッフとは「あの時 edge に出てなかったら(会社は)終わってたな...」とい う話しをします。edge 仲間が関西にたくさんできて、ワイワイしながら社会を変えていく 原動力になることを望んでいます。