問いが育つ時間—合宿1日目レポート②

はじめに

先日公開した「edge合宿レポート第1弾」では、合宿1日目の全体の雰囲気をお伝えしました。
今回はその続編、第2弾として、プレイヤーたちがメンターと向き合い、想いや課題を言葉にしていく——
そんな“問いが育っていく瞬間”を中心にお届けします。

それぞれのプレイヤーが向き合っていたのは、「何をしたいのか」ではなく、「なぜそれをしたいのか」。
edgeらしい“問いを深める時間”が、合宿全体を通して広がっていました。

対話の中で見えてくる“原点”

あるチームでは、「支援とは何か」というテーマを軸に、
別のチームでは、「社会の“当たり前”をどう見直すか」という話題で、
それぞれの想いと現場のリアルを行き来しながら、言葉を磨いていきます。

edgeのメンタリングでは、すぐに答えを出すことは求められません。
むしろ、問い続けることが前進につながる。
それが、この場の大きな特徴でもあります。

言葉が整理されていく瞬間

メンターからの一言にハッとしたり、仲間の意見で視点が変わったり。
「それって、誰の目線で見えている課題?」
「支援するって、どういう関係をつくること?」
そんな問いが重なり合い、プレイヤーたちの中で新しい気づきが生まれていきました。

ノートにはびっしりとメモが書き込まれ、頭の中の点と点が少しずつ線でつながっていく。
その様子は、まさに“思考の現場”そのものでした。

対話を通して見えてきた「構造」

話は次第に、現場で起こっている具体的な課題へ。
「学校や行政が支援しているのに、なぜ救われない人がいるのか」
「支援の情報が届いても、そこに“関係性”がないと届かない」
メンターからの問いに、とあるプレイヤーは「支援の手前にある信頼」をキーワードとして挙げます。

支援の制度よりも、まず“人と人がつながれる仕組み”が必要。
そんな結論が、この日の対話の中でゆっくりと形を成していきました。

次回へ

2日目には、それぞれのプレイヤーが合宿の気づきを踏まえてプレゼンを行いました。
次回の記事では、その発表の様子やメンターたちのコメントをお届けします。

edgeの学びは、まだ始まったばかりです。
これからの成長と挑戦に、ぜひご注目ください。