問いを重ねて見えてくる—合宿1日目レポート①

はじめに

10月25日・26日、edge2025のプレイヤーたちが一堂に集まり、合宿形式のメンタリングが行われました。
それぞれが抱える社会課題への想いを言葉にし、メンターとの対話を通して、自分たちの活動を見つめ直す2日間。
会場には、真剣さと温かさが入り混じる独特の空気が流れていました。

あるプレイヤーのメンタリングでは、静かながらも熱のこもった対話が続いていました。
「誰のために、なぜこの活動をするのか」。
社会課題の構造や自分の体験に向き合いながら、プレイヤーはメンターからの質問に一つひとつ丁寧に答えていきます。

対話の焦点「ペルソナは“想像”ではなく“出会いの中で見つけるもの”」

例えば、“いろんな人を助けたい”というペルソナについて

「“いろんな人”の中で、今いちばん気になっているのは誰?」
「その人のどんな姿が思い浮かぶ?」

言葉を探しながら、プレイヤーの表情が少しずつ変わっていきます。
頭で考えていた“対象像”が、具体的な“顔のある人”として浮かべるまで、解像度をあげていきます。

メンターの問いが生む“整理と発見”

プレイヤー自身の過去の経験をどう事業に生かすかという話題にもなりました。
原体験をただ語るのではなく、「そこから何を学び、どう社会に返したいのか」という整理へと進みました。
「自分の経験を誰かの支えに変えるためには、どんな仕組みが必要か」という問いに、プレイヤーは深くうなずきながらメモを取り続けます。

edgeのメンタリングでは、答えを提示するのではなく、問いを通して考えを引き出す——そのスタイルが貫かれています。

そして次のステップへ

edgeの合宿メンタリングは、プランを“整える”場ではなく、“自分の原点と向き合う”時間。

「自分が何を大事にしているのか」など、“正解を出す”のではなく、“問いを深める”時間としてつかわれます。
このセッションをきっかけに、次の発表では“想いの軸”がぐっと明確になっていきます。
今回の対話も、メンターとプレイヤーの間に生まれた静かな問いのやり取りから、たしかな一歩が見えた瞬間でした。

次回の記事でも、合宿レポートをお届けします!