農業参入者Aさんの挑戦と進化(ファイナリスト事例総集編)
「農業の“もったいない”を、民間の力で解決する」
① 応募時(8月)
農業で儲けたい。でも、何から始めればいいのか分からない。
Aさんは農家出身ではありません。
「農業で稼ぎたい」という思いを胸に、edgeのプランコンペに応募しました。
当初のプランは「契約栽培+出資モデル」。
しかし、収益構造も社会課題も曖昧で、本人も「本当に実現できるのか」と不安を抱えていました。
「農家出身じゃない私が儲けるのはムズいです」

② 合宿(10月)
対話から生まれた突破口。小さなニンジンが未来を変える。
メンターとの対話を通じて、Aさんは「農外参入者が定着できない理由」を言語化します。
その壁とは、農業技能の習得と農地の確保。
そこから生まれたのが「小さなニンジン×保育園収穫体験」というアイデア。
実際に保育園に提案したところ、すぐに「やりましょう」と返事が。
「小さなニンジンでも甘くておいしい。食べる体験まで売ればいい」
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③ 実証と拡張(11月〜12月)
地域とのつながりが、事業の核になる。
収穫体験は保育園だけでなく、親子向けにも展開可能。
さらに、地元農家との信頼関係が生まれ、農業技能を学ぶ場としての可能性も見えてきました。

Aさんは「自分にしかできないこと」から、「他の農家も真似したくなること」へと視点を転換。
売上目標は1,000万円から3,700万円へと現実味を帯びてきます。

「先生になってもらえたら、うちの会社が農業の学校になれるかも!」
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④ ファイナル(2月)
農地・技能・販路をつなぐ、地域農業の新しいかたち。
Aさんは気づきます。収穫体験だけでは、農業技能の習得にはつながらない。
そこで、ベテラン農家を雇用し、農業参入者を育てる「実践型農業教育モデル」を構築。
さらに、地域の卸売業者との接点から、ネギの販路も確保。
農地の貸し手と借り手をつなぎ、技能を継承し、販路まで整える。
Aさんの会社は、地域農業の持続可能性を支える存在へと進化しました。
「農地・技能・販路をつなぎ、地域農業を持続可能にします!」

セミファイナルからファイナルまでのメンターのやりとりはこちらからご確認いただけます!
Aさんのプランの進化(数字で見る変化)
時期 | プラン名 | 売上目標 | 社会課題の焦点 |
8月 | ビジネスオーナー型農業 | 不明瞭 | 食糧自給率の低下 |
10月 | 収穫体験+直販モデル | 1,000万円 | 耕作放棄地の増加 |
12月 | 幼稚園向け収穫+調理体験 | 3,700万円 | 農業技能習得の困難 |
2月 | 農地・技能・販路の統合モデル | 6億円 | 地域農業の持続可能性 |
🔗 edge2025が支えたのは「事業の進化」だけじゃない
Aさんが語った印象的な言葉があります。
「私自身が思いを吐き出した上で課題整理していただけたら、肚落ちしました。」
edgeのメンタリングは、事業の壁打ちだけでなく、本人の思いと向き合う時間でもあります。
Aさんのように、「自分の言葉で語れるようになる」ことが、事業の進化を支えています。
🧑🌾 Aさんのこれから
Aさんの会社は、農業参入者の育成、農地のマッチング、販路の確保までを担う存在へ。
地域の農業を支える「民間のハブ」として、今も挑戦を続けています。